県内初 小木曽建設が鼎上山の市道に
豊丘村の小木曽建設(小木曽啓人社長)は、歩道舗装車道の境界ブロックのすき間に生える雑草をシャットアウトする、芽止めシート張り「ボブロH工法」の試験施工を、飯田市鼎上山の飯田市道100メートルの区間で行った。公道に施工されるのは県内では初めて。
歩道舗装のすき間にアスファルトを含浸した厚さ3ミリ、幅15センチの不織布を張り、雑草の発生を防ぐアイディア工法。柔軟性のある素材を採用し、一度張れば雑草の固いものを突き破ろうとする習性が徐々に弱くなるため、雑草除去作業コストが軽減できる。三重県四日市市のフルカワ商店が開発したもので、小木曽建設の改善提案も新工法に採用されている。
効果は既に国土交通省や日本道路公団に認められ、市町村の歩道でも採用されている。
小木曽譲策専務は「環境に無害で、バリアフリーにも貢献できる工法。子どもの事故防止や景観の向上にもつながる」と長所をPRしている。
問い合わせは同社(電話(35)2052)へ。