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歩道の雑草をシャットアウト(三重)
(株)フルカワ商店(古川誠彦社長、三重同友会会員、電話〇五九・三五一・一五二五)は、道路脇の舗装と縁石ブロックなどの界面隙間に、アスファルトを含浸させた不織布をはり、雑草の発芽を防止する「ボブロ工法」を開発。一年半の実験地工事及び改良を重ね、この度本格的に販売・施工を開始する。
発芽箇所をテーピングして防草するため、薬剤のように環境や人体への影響がなく安全・安心。新設・既設歩道、中央分離帯、駐車場などへの利用に最適。今後、県内だけでなく各地域の土木工事業者及び土木資材商社とのタイアップを進める予定。
http://www.furu-syo.com/
(株)フルカワ商店(三重県四日市市中部十四−九、電話〇五九・三五一・一五二五)は、七月十五日・十六日にインテックス大阪で開催された「建設技術展2005近畿」で、歩道の雑草をシャットアウトする「ボブロ工法」を紹介、好評を博した。
歩道に生育する雑草はアスファルトを痛めるだけではなく、生育し続けると歩行者の障害になり、場合によっては転倒事故を招くため除去作業は必要不可欠である。しかし、雑草の生長は非常に早いため数回の除去作業が必要となり、それに伴うコストなどが問題となっている。
同社の開発した「ボブロ工法」は、低コストの上、環境にも優しく歩道の雑草をシャットアウト。これらの問題を一掃する。
同工法は、雑草が生育しやすい舗装と縁石ブロックなどの界面隙間にアスファルト質のボブロシートとスパンボンド製の芽止めテープを貼り付けることにより雑草の生育を防止する防草工法である。
ボブロシートと芽止めテープの二層でテーピングするため雑草の生育に欠かせない水と光を完全に遮断。雑草の発芽貫通を防止すると共に隙間の拡大変動の許容などに優れた効果を発揮する。
従来の、除草の様に薬剤は一切使用しないので環境や人体への影響はない。コスト面でもシートを敷くだけなので低コストで施工可能。歩行者の安全はもちろん、美観保護、財政予算削減に貢献する。
施工手順は、(1)諸器具を利用して施工場所の除草と清掃(状況に応じて抜根も実施)(2)界面隙間の上にプライマーを塗り、芽止めテープを貼付(3)ボブロシートの裏面をガスバーナーで炙り、強く確実に圧着して施工完了。
詳しくはhttp://www.furu-syo.com/
歩道の除草業務が不要に
ボブロ工法を試験施工
小木曽建設(豊丘村)
土木・舗装などの小木曽建設(株)(下伊那郡豊丘村神稲9313、小木曽啓人代表取締役)は4月27日、飯田市の市道で歩道の雑草の生育を防ぐ「ボブロ工法」の試験施工を行った。
同工法は、(株)フルカワ商店(本社・三重県四日市市、古川誠彦代表取締役)が開発。雑草が生育しやすい歩道のアスファルト面と側溝のコンクリート面の継ぎ目に2種類のテープを貼る。タンポポ・ヨモギなどの雑草はアスファルトを割るほどの生育力を持つが、空間を持たせてシートを貼ることで空間内でしか発育できない雑草の生態を利用している。
施工に立ち会った古川社長は「夏場は雑草が歩行者の妨げになる。そのため道路管理者は除草業務を毎年行っているが、実質はイタチゴッコで終わっている。シートを貼れば初年度の投資だけで2年目以降は草が生えず、除草せずに済む」と話す。
施工は(1)雑草を除去後プライマーを塗布して裂け・破れに強い不織布を貼る(2)その上にシートを貼る−となっている。この工法を採用した県外現場では6年経過しても草が生えず「10年は持つだろう」(古川社長)という。
小木曽建設では「要望があるなら実験施工に応えていきたい」と話す。
問い合わせは電話0265−35−2052まで。